ステートメント
みんなが喜ぶ
京都にする
「よーじや」という名前は創業当初の明治時代、
地元の人々の間で使われていた愛称に由来します。
これはよーじやが京都の暮らしに
深く根づいていたことを物語ります。
しかし、京都の観光客が増えるにつれて、
あぶらとり紙が京都みやげの定番になるなど、
地元の暮らしに寄り添い続けてきたよーじやの商いは、
次第に姿を変えていくことになります。
私たちが経験したこの変化は、
今京都が直面している問題といえるかもしれません。
かつてない数の観光客が訪れる中で、
古くからの街並みや暮らしの風景が失われ、
地域の人々の日常が変わりつつあります。
観光の恩恵は京都市内に集中し、
京都全体に息づく豊かな文化が
置き去りにされようとしています。
だからこそ今、
よーじやは原点に返ろうと思います。
観光のお客さまだけに必要とされるのではなく、
日々の暮らしに欠かせない存在として、
地元の人々に愛されていた創業当初の姿に。
そして、京都各地のものづくりにあらためて目を向け、
まだ知られていない価値を掘り起こし、
世の中に広く伝えていく力となります。
それが地域の魅力を輝かせ、
京都全体に活力を生み出していく。
新たな価値が次々と生まれる未来に向けて、
私たちは貢献を続けていきます。
「みんなが喜ぶ京都にする」。
私たちよーじやが目指すのは、
暮らす人も、創る人も、働く人も、訪れる人も、
すべての人が喜びを感じられる京都です。